五十二段
大仏の世界観を表現している『華厳経 入法界品』の、善財童子が53人の善智識を尋ねて修行を重ねる話にちなむ。53人の菩薩を尋ねて悟りの世界へと続くところ、その一歩手前の52段で悟りの寸前を表している。
石段の下が六道の辻と呼ばれ五十二段も入れ六本の道に分かれている。前世の行いにより地獄、餓鬼、畜生、阿修羅、人間、天上のいずれかに生まれ変わる選択肢を表している。