元興寺

元興寺 日本最古の本格的仏教寺院として6世紀に蘇我馬子が飛鳥に法興寺を建立し、平城京遷都に伴って飛鳥から新都へ移転して元興寺となった。一部瓦は創建当初のものが未だに使用されている。奈良時代には東大寺や興福寺と並ぶ大伽藍を誇り、今日「ならまち」と称される一帯のほとんどは元は元興寺の境内だった。収蔵庫に安置されている五重小塔は内部まで忠実に作られており国宝指定されている。平成10年(1998)12月、ユネスコの世界文化遺産「古都奈良の文化財」のひとつとして登録された。